MAYAでスピナーを
プロローグ・MAYAとYAMADA
by Kyou Yamada
__________
__________
 1982年、ご多分に漏れずスコット/ミードショックを受けた僕は、大学の専攻を工業デザインと決定してから早や21年。今は3DCGソフトMAYAと格闘しながらスピナーをチマチマ作成、という進歩してんだかしてないんだか、の40歳。
 スピナーとの出会いは当然ブレラン、映画公開時にはスピナー自体をあまり意識せずに、どちらかと言えばスコットワールドに陶酔。
 スピナーを認識できたのは、帰り際に買って帰ったパンフ。自宅でユックリ読み返してみるとデデンとスピナーのカット、良く読んでみると工業デザインのシド・ミード云々。
 それ以上に色々な情報が受け止められるようになったのは、シネフィックス特集・ビデオとレンタルの普及が大きく関与。
 読めば読むほど、観れば観るほどここまで1/1の実車が丁寧に作られるなんて、そうそうお目にかかれるものじゃありません。それからというもの、スピナーの魅力に吸い寄せられていったのは当然の成り行き、当時ゼ○・プ○発売の3万円キットを買おう、といきり立ちショップに行くも学生の身分、現物を前にナゼかペーパークラフトのポインターを買って帰る、という敗北を喫してしまう情けなさ。
 しかしその敗北感も、tvc-15のキットを手に入れたことにより、15年?の時を経て成就。が、何かが欠けている・・・。これはあくまでも他人さまが作ったもの、スピナーフリーク?ならばいちから自分で作ってみたい、というアホな考えがひょっこり頭をもたげる始末。
 手元にはスピナー読本、レジンキット。3DCGを作る環境はバッチシ。当初は使い慣れたform・Zで作成を、と思うものの3次曲面は不得手な上に、データが重くPC泣かせで断念。
 それでは、というのでshadeにてトライするも、あの皺に泣かされる上に、CGならアニメーションでしょ、ということでMAYAを購入。
(※決してform・Zやshadeがアカンのではなく、僕自身との相性の問題です)
 が、買ったのはいいがコマンドが全部英語やんかー!しかし大枚はたいて買った以上もう後戻りはできません、ウンウン唸りながら3ヵ月が経過、何とかカタチを作るまでには至った次第。でもCGはマッピング・ライティングが出来て何ぼのモン、まだまだMAYAと格闘の日々となるのは必至。
 ここでMAYAについて少々。(と言ってもそんなに知らんのだが・・・)どうやら親分がシリコングラフィックスのようです。それにマッピングのファイル形式に、アミガが存在している経緯からlight waveのDNAを受け継いでいるのではないでしょうか。
 実績としての有名どこは、アイスエイジ・リトルスチュアート・アポロ13号の発射シーンで氷の結晶が脱落していくシーン、グランツーリズモ3・ファイナルファンタジー等々。と言っても、最近のCGはひとつの作品の中にも、複数のアプリケーションを使用している上、オリジナルのシステムを構築、というのが通常のようでこれがMAYAで作成された!というのは言い切れないと思います。
 しかし、今現在僕との相性はかなり良いみたいで、長く付き合っていきたいもののこの業界、浮き沈みが激しいので、どうなっちゃうんでしょうかね?

 ということで、無知な輩が「MAYAでスピナーをモデリング」というコーナーを持たせていただくこととなり、次回から実践篇となりますが、MAYAマイスターの方の登場を期待しております。
「バカ野郎!それはこうするんだ!!」とご指摘を頂ければ有り難いです。そうしてより良いスピナーが完成し、ゆくゆくはオープニングムービーが出来上がれば、もう感無量です。
 さて、また難題と格闘だ・・・。
 こちらはTVC-15がらみの某ジャズフェスのプロモVTR用に製作のアニメーションロゴ。
最終的に左の図は使用しなかったけど・・
__________
__________
筆者宛のメールはコチラ:open@tvc-15.com へどうぞ
_________________
本項のトップページへ戻ります
プロフィール: 山田 恭(yamada Kyou)
大阪は枚方に在住。デザイナー。ワンフェスには「僕ら自爆王」の名でハードSF系アイテムを出品。TVC-15の山本元帥とはかねてよりのホモダチ(嘘だ〜い)。連載を契機にMAYA使いの王となれるかどうか・・ さてさて (^_-)