本家本元ブレードランナー
BY 武田真和
 
 ブレランの映画のエンド・クレジットの最後の方に、「ブレードランナーというタイトルを使わせてもらったのでウイリアム・S・バロウズとアラン・E・ナースに感謝する」というのがでてくる。
 映画ブレランはごぞんじのように「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」というP・K・ディックの小説が原作だが、映画化にあたってはさすがにこんな長いタイトルでは・・・というわけでみんなで考えたがいいアイディアがうかばない。
 で、スタッフの一人がバロウズ(
「裸のランチ」で有名。先頃他界-ちなみにTVC-15の大元帥は大学時代にこの人の肖像画を描いて・・ それを自室に今も飾ってらっしゃる)の書いた小説とシナリオの中間のような本をみつけてきて、そのタイトル「BLADE RUNNER」にみんなノックアウトされたわけ。
 これだぁ、って感じ・・。
 で、そのタイトルをバロウズに使わせて欲しいと頼むことになって判明したのは、実は元になった小説があるということ。
 それがこのアラン・E・ナースの「BLADERUNNER」(上の画像はそのペーパーバック)だったわけ。
 ややこしぃでんなぁ。
 ちなみにこの小説ではブレードランナーとはヤミの医薬品や医療器具の調達屋をさす。
 それにしても今となっては借りものとは思えないほどはまってるタイトルですな。
 これがバロウズの小説の邦訳です。
 知らないブレランファンが見たらドキッとするよね。

ウィリアム・S・バロウズの主著をあげておく。


『ジャンキー』 思想社
『裸のランチ』 河出書房新社
『麻薬書簡』 思想社
『シティーズ オブザレッドナイト』 思想社