メタルスピナーの謎
By MASAKAZU TAKEDA
__________
 話は昨年(2000年)の夏にまでさかのぼる。

 このホームページの、というよりTVCー15のボスである、"元帥"こと山本氏の連載をお読みになった方はご存じのように、昨年の夏、元帥は部屋の片付け中に、床の隅から、小さなビニール袋に入ったメタル製スピナーを発見した。
(モノと私と距離と愛・2000年掲載分「僅かなコトながら・・・」を参照されたし)

 問題はその3つのパーツで構成された小さなスピナーの由来を元帥がまったくおぼえていない、ということだった。
箱のサイズはほぼマッチ箱の大きさと思っていただきたい。尚、この箱のパッケージは元帥がデッチ上げたもので、氏はこのメタルスピナーを「裸」でもっていた……
 この記事を読んだ私は元帥にメールを送った。
「それは、イギリスのコメット社が出しているものではないでしょうか? 私自身はまだ持っていないのですが、知人が所有しています。どうやらERTL社のミニカーを改造した原型らしいです。日本の窓口の会社に在庫を聞いたら、たぶんつくっていた人が亡くなっているので絶版だと思うと言われました」

 元帥から回答。

「それはそれは・・ 亡くなってるんですか。喜ばしいことにこのスピナー、袋に二つ入っております。ひとつ進呈いたします。共に故人を忍ぼうではないですか」

 ほどなくして、元帥からそのブツが送られてきた。感謝感激。サンキュー、元帥。
 早速開けてみる。

「ありゃ?」

 なんとそれは予想に反してERTLのミニカーを原型にしたものではなかった。ひとまわり大きかったのです。
 元帥にメール。
「元帥〜、違いました〜」

 結局・・ 今にいたるもこのメタルスピナー、由来が不明なのです。

 一方、
コメット社のメタルスピナーですが、こちらはその後、未開封を無事ゲット。
 やはりERTL社のミニカーを前輪カバーが閉じた状態に改造して、省略してある底部もあらたにつくりこんだものが原型のようです。
 シンプルなパッケージもなかなか。製作者のセンスのよさを感じる一品です。
_________________
ごらんの通りのシンプル・パッケージ。
未開封なので、ちょっとスピナーの部分が分かりにくいのは御容赦を。
_________
スピナー読本__増補版__のインディックスへ