おエロなブレラン同人誌 BY 武田真和
 先日インターネットで「ブレードランナー」で検索したらへんなものを発見。なんとH系同人誌!

 発行サークル名は「MILK TANK」。
「おぉ巨乳系か?」
 私も好きなものですから早速あらゆる手段を使って探索を開始しました。へへへ・・
(ここで問題です。私は次のうち何が好きなのでしょう。答えは最後に・・・)

1.ブレードランナーが好き
2.エロ本が好き
3.巨乳が好き


 ところがなかなか見つからず、さてどうしたものかと思っていたら、なんと
山本氏(御存じでしょうね)より、
「知合いが言うにはブレランのエロ本あるんだってよ〜。ケッ」
 との重大な情報が!!!!
「そ、それって今探してるんです〜ぅ」
「じゃ、聞いといてあげるわ〜。ペッ」
 という意外な展開になりました。

 そして、何日かして山本氏よりE.メールが!!
「ゆずってくれるってよ。ヘッ」
 そしてさらに数日。茶封筒に入ってブツが到着しました。なんと山本氏がお金を払ってゆずってもらったうえに早速送ってくれたのでした。ありがたや〜(しかも代金は山本氏のおごりだって!)。
 あっ、この人がこういう優しさを見せた時にはたいがい何か魂胆あってのコトと誰かが言ってたな。   こ、恐いなぁ・・

 オー! まんまブレランじゃないか!
 茶封筒を早速開封。
表紙の「BLADE RUNNER THE PORNOGRAPHIC CUT」というタイトルにまず苦笑。しかもロゴをそのまま使っているこわいものしらずさに感心(?)。
 カバーイラストはレイチェルとおぼしき女性(巨乳)が窓辺に座っているもの。彼女の座っているキャビネットの上にはお約束の折り紙のユニコーンとニワトリが。窓からは2019年のロスが見え、よ
く見ると小さくスピナーもいます。

 期待に胸を(その他も?)ふくらませてページをめくります・・・。
 で、感想はというと・・・ うーんもうちょっとなんとかならなかったものかなぁ、てな感じ。
 絵はうまい。しろみかずひさ氏と長谷川次郎氏が一話ずつ書いているのですが、うまさでは長谷川氏でしょう。しろみ氏は独特な個性があります。ちなみにカバーイラストも、しろみ氏によるもの。

 そのしろみ氏の作品はレイチェルとセバスチャンがデキていて(笑)二人で逃避行しようとするが、しかし・・ というもの。もっちろん、濡れ場(死語?)たっぷりです。

 長谷川氏の作品は、レイチェルがデッカードの逃亡先を言わないため自白剤を打たれた挙げ句にレイプされてしまうというもの。

 その他、オリジナル脚本の初期版の翻訳のコーナーなどもあります。
 ちなみにこの本、300部限定のようです。
 さて、では、なぜこの本には不満が残るのでしょう。
 結局、どちらの作品も映画のムード、設定、キャラクターをまあまあうまいこと使って、それらしい話しに仕立てているけど、器用すぎるというか、大人しすぎるというか、こじんまりとまとまりすぎ・・ 結果としてかなり凡庸なものになってしまっている、と思うのですが・・ 
 そして
H系同人誌として致命的なのは読んでもちっともコーフンしないこと(笑)これは私の嗜好にあわないなどという理由によるものでなく、また表現の過激さが足りないという訳でもなく、もっと本質的な「なにか」が足りないのでしよう。だから感性に訴えてこない・・・。
 それを「センス」とでも言うんでしょうか。
 たかが同人誌・・ されど同人誌。
 ゆえに、さらなるパワーアップの次作に期待している次第であります。ぁあ〜、もちろんネタはブレードランナーでお願いします。


    
問題の答え もちろん全部

 左開きの本なのに、中のマンガはどういう訳だか、右開きになっています。割り付けにミスったか、それとも、意図あっての事か不明・・ 最初、その事が判らず、マンガをいきなり結末から読まされた事も評価が辛くなったポイントかなぁ・・