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| BY Masakazu Takeda | |||||||||||||||||||||||||||
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| 某日。 例によってTVC15内にある「アンドロイドハンターファンクラブ事務所」。 例によって武田は、近頃お気に入りのハーブティーで優雅なティータイムを過ごしていた。 「静かな午後だ・・・」 武田はつぶやき、ゆっくりとカモミールの芳香を愉しむのだった。例によって、間もなくその静寂が破られるとも知らず。 |
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| ピンポーン。 「小包ですよ〜〜」 「なんだろう?」 大きな荷物である。受け取った武田は差出人の名前を見て顔色が変った。 「こ、これは!」 数分後。 「ゲ、ゲ、ゲ、ゲ・・ 元帥! 出ましたーっ! 出ましたよ!」 武田の舞い上がったような声に、またも奥の間(トイレか)からとびだしてきた男…… ヤ・マ・モ・トである。 「なにっ」 突然、妙なポーズをとったかと思うと、やおらなにやら唱え始める元帥。 「ナウマクサンマンダバ・サラナンセンダ・・・」 「ゲ・・ 元帥?」 おびえる武田を目で制し、なおも唱え続ける元帥。 「マカロシャダソワタヤ・ウンタラタカンマンッ。キエーーーーーッ!!!!」 奇声を発しながら静止する元帥。 部屋の隅でおびえて固まる武田。 沈黙の数十秒。 「フーーーーッ」 やがてゆっくりと、深呼吸をしてから元帥が口を開く。 「安心せい。悪霊は去った」 「アタタ・・・元帥。オバケじゃないですよ」 「え? ちゃうんかい?」 おおかた、この人は、きのう映画「陰陽師」のビデオでも見たんだろうなと思いつつ、武田は元帥に届いた荷物を見せる。 武田は元帥に届いた荷物を見せる。 「見てください。これが」 「んん? わーお!」 途端、元帥の眼が輝いた。 「これは例の予告されてたアンドロイドハンターのリアルヘッド版のフィギュアじゃんか!」 「だから、出たんだって言ってるやないですかァ、ついに出たんです・・ アンドロイドハンターVer.3。例の前作のアンドロイド001のヘッドペイントの再チェックとかの影響でだいぶ遅れたようですが、ついに出たんですねえ〜」 シミジミ感慨深く言う武田の話を、例によってほとんど聞きもせず、元帥は武田の手から届いたばかりのアンドロイドハンターVer.3を奪い取る。 「これがVer.3ちゅ〜ことは今までのがVer.1、Ver.2、だった、言うんかいや」 どっかりとソファに腰を落として、そう言う。 「そういうことなんでしょうね。最初に出た「USA版」がVer.1で、この前の「日本版」がVer.2ということなんでしょう。もともと「日本版」は最初の「U.S.A版」のマイナーチェンジ的性格が強かったですから、Ver.2という言い方の方があってるような気さえしちゃいますね」 武田がそう言ってるのに、元帥はもう聞いてない。箱をひっくりかえしたり、もどしたりしてながめている。 「フンフン。今回もボックスは変更なしやな」 「そうですね。ここに用意した「U.S.A.版」と「日本版」、そして今回の 「Ver.3」、見てください。ボックスに関してはどれもまったく同じです」 |
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| 「よっしゃ。開けるで」 「どうぞ」 箱が開いた。二人して箱を覗きこむ。 「ほほう」 と元帥。 「へえーっ」 と武田。 「これがリアルタイプのヘッドか。雰囲気は出てまんな。ただ・・・」 「ただ・・なんです?元帥」 「正直言って、デッカードに、むちゃくちゃ、死ぬほど似てるぅ〜というわけじゃないな」 「そうですね。ワタシも塗装しだいでは、もうちょっと似てるようになるかも・・・ などと思わないでもないですが、中国の工場での量産品ということでやはり限界はありますからねえ」 「そやなー」 「それに、これはあくまでもアンドロイドハンターであって、デッカードだなんて言ってないわけですしね」 「まあ、そういってしまえばそうやな」 「とにもかくにも、これで、アンドロイド001とリアルヘッドが対になったわけです」 「ふむふむ。で、ヘッド以外の違いはどうや」 「ではちょっと並べてみますね」 武田はさりげなく元帥の手からVer.3を取り返し、「U.S.A.版」と「日本版」のとなりに並べる。 「背の高さが違いますね。Ver.3の方が高いです。これはヘッドの違いによるものですね」 「ホルスターなんかはどないや」 「えーと前作の「日本版」と一緒の革色ですね。ちなみに最初の「U.S.A.版」は黒色でした。あ・・・」 「どないした?」 「今回のVer.3は銃がホルスターに入った状態で出荷になってますね」 「今まではどやった?」 「右手にくくって出荷されてました」 「ということは、だ・・」 「はい」 「Ver.3は前作の「日本版」のヘッドを変えたモノという一言に集約できることになるな」 「いえ、元帥、だから銃がはじめからホルスターに入ってるという違いが・・」 「だあ〜〜っ! いちいち細かいっちゅーねん!」 「いや、元帥。物事は正確に言わないと・・・」 「どぁあ〜っ! うるさい奴っちゃなぁ。そんな細かさやから石橋叩いて渡るよな自転車操業が続くんやないかぁ・・」 「お、それってブリッジスト〜〜ンの自転車のコトですか元帥」 「あ、テメ〜、話の腰を揉むんじゃね〜。もう許したらんワ、こんな細かいやつにVer.3は渡せん。ワシが預かる」 Ver.3を奪い返す元帥。 「あっ。元帥ずるい。それは「アンドロイドハンターファンクラブ事務所」のものでしょう〜」 「うるへ〜もうもろた」 「かえしてくださいよ〜」 人形を手に走り回る二人。まるで子供だ。 しかし、二人ともまだ知らない。 実は「大きな荷物」には、緩衝材にさえぎられて見えないが、もう一体Ver.3が入っていることを。 送り主である、"日本の窓口の方"は、こういう低レベルな争いになることを見越しておられたのであろうか。 「かえしてくださいよお〜」 「あっかんぶ〜」 "日本の窓口の方"の心遣いも知らず、二人のアホな争いはまだまだ続くのであった・・・。 |
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アンドロイドハンターVer.3は全国の主要ホビーショップで購入できるとのこと。ぜひ実物をごらんになってください。 あるいは、 http://www.androidhunter.com にて、オンライン購入できます。 日本向けは500ヶ以下の限定だそうで、ボヤボヤしてたらなくなりますぞ。 買いのがして泣く前に マッハ GO! GO! GO! |
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