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竹取物語・・ |
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マタンゴ
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月に帰るシーンは中国の仙人とかが昇天する話の影響が強いですね。
仙人にもアチラには色々あって、俗世を捨ててるタイプもあれば、俗世で普通の人たちと暮らしながら修行してるタイプもある。で、後者の方がある日「迎えが来るから」って家のまわりを掃き清めて待ってると、天からまさにかぐや姫お迎え御一行様みたいな集団がやって来て一緒に天に昇る、と。
そういう話がいっぱい転がってます、アチラには。
牛車はさすがになかったと思うけど、ソレは日本的なアレンジでしょう。
その他にも中国やらインドやらの説話の影響がアチコチにあるんだけれど、じゃあ、かぐや姫の話はそういったモノのツギハギでしかないのか、と言うとそれは違う。ちゃんと日本人の好みといったものが盛りこまれている。何と言ってもお話のメインにあたるかぐや姫というキャラクターがそれにあたるでしょう。
「なよ竹のかぐや姫」ですぜ。
グッときますよ。
はかなげで抱きしめると折れてしまいそうで、でも決して折れない、竹だから。
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山本
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しなやかに、しなやかに・・ ですな。
いや、ムロン、かぐやの姫さんが竹製というワケではあるまいが。 |
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マタンゴ
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派手な華やかさとは無縁だけどあくまで清楚で清清しくてけなげで、でもいつか月に帰らな色くてはならないから時折フッと影を見せる・・
病気ですかね、ここまで妄想するのは。 |
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山本
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びょ、病気とは思わんが、アンタらしい、とは思います。
時折フッ、の辺りに陰影のある女性を好むアンタがよく出てます。
でも、迷わされたらアカンで〜〜・・ |
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マタンゴ
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いや、健康な日本男児ならコレにコないハズはない。
声は皆口裕子さんかなぁ、とか。
ともあれ、他から色々とお話の要素を借りてきて、それをモザイクのように構成し直しながらも物語の核にあたる部分(ここではキャラクター)にはシッカリと日本的な好みの部分を持ってくる。いやあ、今も昔も全然変わってませんわ。
(しのび笑う)
創作にせよ何にせよ、コレが得意なのは昔からなんですなァ、日本人は。
でも失敗もあるけど。少なくともUFOが降りてきたりしちゃあダメダメです。 |
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山本
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「説明」しようっていう、求心力としての力が強く働くような気がしますね、何につけ・・・。
いっそ、「説明」なしを遠心力として、ブ〜ンとね、作品をブン廻せばいいんだけど。細部にこだわって大筋を忘れるというか、そも、大筋がなきに等しいってのも多々あるような・・。
ディティールへのこだわりも重要と思うけど、ディティールだけで作品は動かない・・ 最近の、例えば東宝ゴジラなんか、そんな感じでしょ? |
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マタンゴ
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良い例ですね。
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(共々、遠い眼で苦笑する)
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マタンゴ
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ホントに脚本があるのかどうかも疑わしいですね、最近のゴジラ。あるにはあるんだろうけど、書いてる人が見えてこないと言うか。
「船頭多くして船山に登る」じゃないけど、モノ作りって民主主義の原則は無視してイイのにね。もっと独善的なまでのゴジラ像が見たいなぁ。
今のゴジラは叩く気すら起こらない。何かに振りまわされてる感じですね。
ああ、それにくらべて「ガメラ」はイイなぁ。三作で終わりってそりゃムゴいですよ。
もっと見たい! |
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山本
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その竹取物語で唯一危ないなぁ、と昔から思ってるコトがあって・・ 竹取の翁が竹林に入って一本の竹を切ったら、かぐやの姫が黄金の輝きに包まれてオギャーと出てくるんだけど、オキナが鉈(なた)をもう少し低い位置でふるってたら、かぐや姫、マップタツだよね。
なんか、そのコトを小学生の頃に思って、いやぁ、うまい具合に竹を切ったなぁ、しかし生存率は五分五分くらいだったかもよ〜〜、なんてね、心配なんかしてたりもするんだ、馬鹿だね。 |
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マタンゴ
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そういう4コマ漫画は昔、星の数ほど見ましたから・・ さすがに今はあまり見なくなりましたが、多分100人中98人ぐらいはそう思うんじゃないでしょうか。
ただ現実的に考えてみると、自分がそういう状況下に置かれた時、正体不明のモノの中心部にイキナリ鉈を打ちこむ勇気は無いですね。
今みたいにSFが普及している現代においても、実際に竹林で根元が光っている竹を見つけたらコワイでしょう。
衝撃で爆発するかもしれない、何かえたいの知れないモノが飛び出てくるかもしれない、ならば発光部を少し避けた上あたりを切ってみて中を覗いてみようか、という判断は妥当でしょう。
覗いてみて顔にでも貼り付かれたらコトですが・・ 竹取一筋ン十年の翁の判断は適切だと思います。 |
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(マタンゴくぐもった笑みをこぼす) |
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山本
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あの当時の衣装、十二単衣(じゅうにひとえ)でしょ。
あれは文字通り12枚着込んでるから、重いし、厚いし、さらには暑いだろうし・・ 夏場なんか大変だったでしょうなァ。 |
| マタンゴ |
絵本とかのイメージのせいか、かぐや姫って十二単衣というイメージがあるんだけど、設定では庶民でしょ。
庶民が果たして十二単衣を日常的にまとっていたのかどうか? 通ってくる貴族が着せたのか? |
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(マタンゴくぐもった笑みを再びこぼす) |
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山本
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当時の衣装関連の本で調べると、平安時代の宮廷内なんぞで申すと、女性はその十二単衣を着て、顔はね、眉を全部抜いてんの。で、おしろいで顔中を真っ白にしてたみたいで、唇も白で消してた・・
もう、これはノッペラボウですね、今の感覚でいうと。 |
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マタンゴ
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眉毛抜いて顔真っ黒にしてケータイがウルサイバカ女ならそこらにゴロゴロしてますな。 |
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このコはウルサイバカ女ではないです。たぶん・・
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山本
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で、当時は、ほんらいの眉のかなり上辺りに引き眉という化粧を施して眉っぽい演出がなされ、ほっぺたの両端に僅かに紅色が塗られると。
御殿にはムロン電燈がないんで白昼でも宮廷内はかなり暗い。雨戸を閉めきってる室内を想像すると、どれくらいの光度か判ると思うけど・・ ともあれ、その暗い室内に彼女らは坐ってるワケね。
その彼女の元に、例えば、光源氏なんかが通ったりしてるんだけど、彼女の歯は御歯黒で、真っ黒に染めてある。
御歯黒の風習は江戸時代まで続くけど、ともあれ、暗〜〜い部屋の中、唇まで真っ白なノッペラボウが笑いやがると歯は真っ黒で・・ とてものコト、今の感触じゃ、そりゃバケモンだね。
光源氏のようにエッチしちゃろ〜という気分にはならんでしょ、これは。もう、ダンコ、バケモノ!
ゾッとして足が竦んじゃう・・・・・ |
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マタンゴ
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光度が少ない、という事はモノの形やデティールがわかりにくくなる、という事なので、次第に派手な化粧になっていったんでしょうなぁ。少しでも目立つために。
「枕草子」だったか、白粉(おしろい)がはねてエリについてるのが見苦しい、とかあったので、当時としても「コリャ行きすぎちゃうんか?」という醒めた視点はあったと信じましょう。
決して昔の人の感性がヘンだったというワケじゃなくて。
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山本
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源氏の君は、「におうばかりのかんぼせ」とか言って、昂奮してる。
におう、というのは「光って」という意味らしいけど、当時の美学はまぁ、そんな次第で、今とはかなり違ってたコトは確かですね。 |
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マタンゴ
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お歯黒って、確か江戸時代では既婚の証明だったと思うのだけれど、平安時代ではどうだったんでしょう? |
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山本
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宮廷内では女性は全員、御歯黒です。
マックロね。
だから笑うと、入れ歯はずしたお婆さんって感じに18歳の美人もなる。
ヤダ・・・ |
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ヤですねぇ。
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山本
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ヤでしょう、アンタでも。
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マタンゴ
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はぁ・・・
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山本
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時代がうつろうと好ましいと思うモノもかなり相違するんだなぁ、という感慨を持つけど、最近、マタンゴも思ってるみたいだけど、着物ね、着物ってイイ感じですよね。
さすがに十二単衣まで遡る元気はないけど、少なくとも、江戸期後半から今に至るまでの着物って、なんか、ミョ〜〜にそそられますな。
いやらしい意味でそそられるんではなくって〜〜、どう言いますか、まぁ、日常にあまりない衣装なんでモノ珍しい感触もあるんですけど、やはり、その固有性というか独自性の部分で、魅かれてるみたいなトコロがあります。
着付けてしまえば、西洋的な衣装とは違ってカタチはほぼ一種しかないですね、着物は。だけど、その図柄とか生地や色でもって、変化は幾重にも楽しめる。一種のキャンバスみたいな感じですね。
ハワイのアロハシャツが日本の浮世絵柄の着物を縫製し直したモノが起源というのは有名な話だけど・・ イイすね、着物。
なんか、描いてよ、着物・・ |
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マタンゴ
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いや・・ 描きますけど、そりゃ(苦)、でも着物って、色々な型があると思うのですが。時代によっても違ってくるし、マイナーチェンジものまで含めると膨大な数になるんじゃありませんか? |
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山本
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ぁあ、それはそうです、むろん。
平安の頃から江戸に到るまでにゃ、相当の変遷がありますね・・ ただ、背中から羽織って前で併せて紐で結わえるっていう意味でね、着物の本質は不変ですね。
一番の変化は、紐だったモノが帯になっていく辺りですね。幅が広くもなり、豪華にもなり、見栄えがグギュンと上がってきますね。
「帯をとく」という一語に、中年の僕なんかは妙にときめくモンがあるんだけど、あれが「紐をとく」では、なんか、脱がせがいがないなぁ、という感触になる。やっぱ、帯をね、封印をとくみたいな感じとして知覚すればね、この場合、昂奮係数が上昇しますな〜。
(^_^;)
いや、別に脱がせろ脱げのじゃなくってね、紐から帯に変遷したコトで、着物と人体の関係性が神聖をおびるというか艶っぽくなるというか・・
うふ。ヘンな話で恐縮ですが・・ |
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マタンゴ
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はぁはぁ・・
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(マタンゴ適当に合槌うってビールをグビリ) |