雨に唄えば
 ブラジルのアマゾン河を書いた本を読むと、現地にては、豹を捕らえるのは遊びで、ワニと戦うのは時間潰しで、毒蛇なんぞは日常のコトだけれど、ピラニヤの話になると屈強な男達とて眼がマジになる、といった記述があって、なるほど、あの小魚の猛威たるや深刻なものがあるのだろうなァと察せられるワケですが、さて、ここでは雨の話です。
 我が事として思い返してもらってもいいのだけど、小学生や中学生の頃って、級友とお天気の話をしたなんて記憶が、ナイでしょ・・。高校生の時も大学生の時もそうだったような気がしますね。
 天気の話をするのは年寄りくらいなもんでしょ、って思っちゃいないけど、実際、そんなもの話題にも登らなかったように思いますし、さらに実際・・ なんだか年配者はよくよく天気を話題にしてるなって薄っすら周辺眺めるにそれが事実であったりもします。
 しかしながら陽が登り陽が沈むが繰り返されてそこそこの大人になって自転車での通勤を選択するや、空模様というのものが否応もなく大きなウエイトでもって我が身の上の重大事となります。
 おのず、自然、話題としての天気がもたらされてまいります。

 自転車での通勤における雨というのは、度合として相当に深刻な事態なのでありました。
 相当というより、雨は最大の懸念事です。
 濡れぬ対策を講じねばなりませんからね。
 自転車通勤者にとって、雨というものは、ブラジリアンにとってのピラニヤみたいに、眼がマジになっちゃう話なのです。
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